『朝日訴訟から生存権裁判へ 』

seizonken_book_s憲法25条に保障された「人間らしい生活」を求めて裁判に訴えた朝日茂さん。「人間裁判」と言われ、社会保障闘争の象徴であった「朝日訴訟」の意味を、生活保護切り捨ての今、改めて学び、考え合う一冊。
生活保護を受けさせない、生活保護費を切下げる等の政治がますますひどくなっている今、ついに、1万人を超す生活保護利用者が行政に対して、「審査請求」「裁判闘争」へと起ちあがった。かつてない歴史的な大闘争が、今始まりつつある。

もくじ

はじめに

1章●解説

 朝日訴訟とはどんな裁判だったのか
 生存権裁判を支援する全国連絡会代表委員 寺久保光良 
朝日さんの生活、そして裁判
第一審で画期的な勝訴判決
「劣等処遇」という第二審、第三審判決
かけがえのないものを残してくれた

2章●座談会

 社会保障・生活保護改悪に立ち向かう生存権裁判!
 ―朝日茂さん生誕100年を迎えて
朝日健二(NPO法人朝日訴訟の会理事)
新井 章(朝日訴訟弁護団主任弁護士)
公文昭夫(元日本労働組合総評議会社会保障局長)
井上英夫 コーディネーター(金沢大学名誉教授)
「健康で文化的な生活を」を問うた朝日訴訟
労働運動と朝日訴訟
朝日茂さんの養子になって
ユーモアのあるスケールの大きい、さわやかな男
審査請求の重み
朝日訴訟の現代的な意義とは
一点の火花から闘いの野火が
現在の生存権裁判は第二の朝日訴訟
権利は闘いとるもの―憲法97条

3章●朝日訴訟と生存権裁判・1万人審査請求

  朝日訴訟から生存権裁判、
  そして1万人審査請求・裁判運動へ
  生存権裁判を支援する全国連絡会会長 井上 英夫 
はじめに―葬式に行けない
生存権裁判とは
社会保障・生活保護発展の歴史
     ―社会保障・生活保護は人権である
   1 憲法25条は既に改憲されている
   2 人権としての生活保護発展の歴史
社会保障裁判の意義―人権のための闘いとして
   1 社会保障裁判の意義
   2 社会保障裁判の歴史
   3 1万件審査請求と新たな生存権裁判
憲法25条・生活保護法を豊かに
  1 「最低」生活保障から「人並みな生活」へ
   2 憲法25条2項は国に「向上・増進義務」を課している
   3 「劣等処遇意識」の克服と独立生活保障法
社会保障裁判運動をどう組織するか

おわりに―頑張らなくてよい社会を

 朝日訴訟を現代に活かす―愛媛の地で生存権裁判支援に取り組む
 生存権裁判を支える愛媛の会会長 鈴木 静
 全国すべての県に生存権裁判を支援する会を
 愛媛方式のユニークさ
 朝日訴訟を現代に活かす

あとがき

筆者

住江憲勇(全国保険医団体連合会会長)
寺久保光良(元山梨県立大学教授、元ケースワーカー)
朝日健二(朝日茂訴訟継承者)
新井章(東京中央法律事務所弁護士)
公文昭夫(年金実務センター)
井上英夫(金沢大学名誉教授)
鈴木靜(愛媛大学法文学部准教授)
前田美津恵(全国生活と健康を守る会連合会事務局次長)

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生存権裁判を支援する全国連絡会
住所:〒160-0022 新宿区新宿5-12-15 KATOビル
TEL:03-3354-7431FAX:03-3354-7435
事務局長:前田 美津恵